日本酒・熟成古酒百科

日本酒の最高傑作である熟成古酒(長期熟成酒、ヴィンテージ日本酒)を啓蒙するサイトです。ワインにもまさる日本独自の文化である熟成古酒について語りましょう。蔵元自慢の熟成古酒・地酒もご紹介します。

日本酒・熟成古酒のご紹介 なんぶびじん 純米古酒 1994

岩手県と沖縄県石垣島との共同開発でできた「かけはし」という米を原料米とし、折爪馬仙峡(おりづめばせんきょう)の豊かな中硬水の伏流水を仕込み水として使用したお酒です。。
国の卓越技能者「現代の名工」南部杜氏山口一杜氏が、熟練の技で醸し出した純米酒を、15℃でじっくりと熟成させたものです。穏やかな時の流れが、やわらかい味と、ふくよかな熟成香をもたらしてくれます。
中華料理や肉料理などと相性の良いお酒です。

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原材料名 米・米こうじ
容量 720ml
原料米 かけはし
精米歩合 60%
アルコール分 18.4度
仕込み水 折爪馬仙峡の伏流水
酵母 9号系
日本酒度 +4
酸度 1.5

株式会社 南部美人/蔵元紹介

大自然と悠久の歴史をもつ岩手県二戸市に蔵元の株式会社南部美人はあります。岩手県二戸市は昔から南部の国と称し呼ばれており、素晴らしい自然、風土と豊 富な水の恩恵に恵まれた土地で、このことから地名の南部と綺麗で美しい酒質イメージから「南部美人」と命名されたそうです。

南部美人の原料米のほとんどは岩手県産米です。酒造好適米の「美山錦」、岩手県初の酒造好適米の「吟ぎんが」、その妹分の酒造好適米「ぎんおとめ」、酒造 米の「トヨニシキ」を中心に、仕込み水には折爪馬仙峡の中硬水の伏流水を使用し、南部流手造り技法をもちいて醸す酒は、非常に優しいが酒質の絶妙なバラン スと切れ味の良さを特長とします。

大吟醸や純米吟醸酒、本醸造などの8割を越える特定名称酒は全て5℃以下の冷蔵庫で貯蔵しています。その他の普通酒も10℃以下の蔵で貯蔵しており、全て のお酒を冷蔵貯蔵し、しっかりした熟成の管理をしています。全ての酒は炭素濾過を一切せず、米や酒本来の旨味と、四季折々の熟成を大切にすることがモッ トーだそうです。