旨い日本酒の話・・・ 一段仕込みについて
通常、酛(もと)は1、2、3.5の割合で加水、麹米と掛け米をいれてお酒の量を増やしていきます。
一方、一段仕込みの場合は、酛に対して1割しか入れないことによって、
旨みや酸味を薄めずにお酒を造ります。
つまり、加水の量が少ないため、旨みが濃縮されています。
この方法は全麹づくりと作り方は異なりますが、旨みの濃いキレの良いお酒が出来上がります。
おすすめの日本酒「寝越庵 木戸泉2007 高温山廃 一段仕込」
木戸泉の特徴は、なんといってもその酸味です。お酒の質は味わいにコク・幅があり、ボディーにふくらみがある酒。
こうして造られた酒は、のどごし良く、後味も良く、飲みあきするようなことはありません。木戸泉は三原菌(麹菌・乳酸菌・酵母菌)がのびのびと発酵した酒。
業界の風雲児、木戸泉のお酒は飲む人に驚きと感銘を与えます。